サカナクション 山口一郎さんのインタビューについて

先日、Spincoasterでサカナクションの山口一郎さんにインタビューを行いました。彼の思考の深さや、ストイックさがよく分かるインタビューになったと思うので、リスナーもミュージシャンも、業界の方も音楽に関わる全ての人に一度、読んでもらえたらと思っています。

【Special Interview】山口一郎(サカナクション)から見る、2015年の音楽と音楽のこれから

2009年のシンシロが出た時に鹿野さんのインタビューを読んでサカナクションは日本の音楽シーンの希望だと確信して、以来、その動向を追い続けていた僕にとって、とても意味のあるインタビューになりました。

実際にインタビューをしてみて思ったことは、山口さんの考え方はあれから全くブレていないなということ。日本の音楽シーンを本気でなんとかしたいと、ずーっと考えているんだと感じました。特に最後の発言からはとても大きな問題意識を抱えていいることが伺えました。

“現状そういうミュージシャンが、どんどんインディーズになっていて、音楽を発信できる場所がフェス以外の場所になっていって、どんどん美しい音楽がアナーキーな存在になっていっている。そういう美しいものがアナーキーになっていくことって文化の衰退につながっていく気がするんです。で、それをなんとか救い上げなきゃいけないのがメディア側のハズなのに、メディア側からはそういう気配が見えなくて。それはフェスがビジネスとして成功しているから仕方のないことなんですけど。”

Spincoasterが音楽メディアとして、この問題に対してなにができるか?ということを考えた時に、山口さんが言う「探す音楽」はひとつのカギになるんじゃないかと思いました。

Spincoasterはメディアはキュレーターが「探した音楽」を紹介するメディアであり、いつも読んでくれている人は音楽を探している人たちであり、プッシュするアーティストはみんな音楽への探究心に溢れているアーティストばかりです。そして、きっと山口さん以外にもこの現状に同じように問題意識を抱えた、シーンの最前線にいるアーティストはたくさんいると思います。

僕らができることは、彼らを繋いで行くことなんじゃないかなと。Spincoasterはこれまでは、これからブレイクするアーティストを中心にメディアとして活動をしていました。しかし、そこだけではなく、既に最前線にいるアーティストも巻き込んで「探す音楽」を求める人たち繋がっていくことで、これまでにはなかったシーンができあがってくるかもしれない。そんな気がしています。

そのためにも今、Spincoasterに一番必要なものは影響力と資本力かな…